冬渡祭
宇都宮の冬の風物詩
宇都宮市民に一年の終わりと正月の終わりを告げる二荒山神社の夜祭です。二荒山神社のご神体を下の宮がある荒尾崎から臼が峰(現在の社殿場所)に還座したことが祭礼の始まりと伝えられ、古くは838年まで遡ります。一般に神社の還座の儀式は夜中に行われるものであり、二荒山神社でも夜中に行われたことから、これを渡り夜と呼ぶようになり、後にこれが訛って「おたりや」と呼ばれるようになったと伝えられています。後に、神恩感謝、江戸初期からは火難を免れたご利益から火防の祭としても知られるようになりました。
祭礼は、12月15日と1月15日の2回に分けて行われたと考えられ、12月を「冬渡祭」、1月を「春渡祭」と書き、どちらも「おたりや」と呼んでいます。おたりや当日は、夜中に神輿の渡御、宇都宮市指定文化財の田楽舞が奉納されます。
二荒山神社の社殿東側に設けられた焚き上げ所では「お焚きあげ」が行われ、12月には古いお札やダルマなどの縁起ものを、1月には正月飾りを焚き上げます。この煙を頭にあてると、家内安全や無病息災、火災防止などのご利益があると伝えられ、市内を始め近郷近在から多くの人々が夜遅くまで参拝に訪れています。
基本情報
- 開催期間
- 12月15日(2024年12月15日(日))
- 開催時間
- 9:00~20:00 お焚き上げ 16:30 出御祭(社殿内) 17:00 御旅所祭(下之宮・田楽舞奉納) 17:30 市内渡御 19:00 還御祭(社殿内)
- 開催場所
- 宇都宮二荒山神社
- 住所
- 〒320-0026
栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1 - アクセス(車)
- ・東北自動車道「宇都宮IC」から約20分
・東北自動車道「鹿沼IC」から約25分
・北関東自動車道「宇都宮上三川IC」から約25分 - アクセス(公共交通機関)
- ・JR宇都宮駅から関東バス「作新学院駒生」行き等で約5分、「馬場町」下車、徒歩すぐ
- 駐車場(台数)
- ※宇都宮二荒山神社駐車場利用
- 駐車場(有料/無料)
- 60分300円(最大12時間1,500円)
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。