古賀志の孝子桜まつり
地域に残る逸話の桜まつり
「親孝行の息子のために、父親が息を引き取る前、時季外れに桜が奇跡的に咲いた」という逸話が残る孝子(親孝行の子)桜を中心とした桜まつりです。毎年4月の第1土日に開催されています。樹齢約400年で市指定天然記念物の孝子桜のライトアップや孝子桜の逸話の演劇、地元のお囃子、筝体験教室等の催し物のほか、地域農産物の直売所や、地元の方による飲食売店の出店が数多くあります。駐車場は無料開放されます。
宇都宮の民話「孝子桜」
むかしむかし、古賀志山のふもとに、お父を看病しながら、畑や山仕事をしていた幸助という息子がいたと。寝たきりのお父が、桜が見たいというので、木の下に来ては、「おねげいだ。一日でいいから、桜の花を咲かせてくだされ。」と、寒い冬の日なのに、毎日祈り続けていたと。ある晩のことお父は、「すまんな幸助、最後の願いだ。明日、桜の下に連れてってくれ。」と頼んだと。幸助は、月明かりを頼りに古賀志の大日如来様の祠に走り、祈り続けたと。その日、幸助がお父を背負って、林を抜けると、満開の桜が目の前にあったと。「お父つぁん、咲いたぞ。桜がさいたぞ。」お父の目からは、涙がこぼれていたと。お父をゆっくりと下ろすと、二人で桜にむかって両手を合わせたと。お父は、そのまま眠るように息を引きとったと。そのしだれ桜は「孝子桜」と呼ばれ、毎年美しい花を咲かせているそうだ。
基本情報
- 開催期間
- 3月下旬~4月上旬の土曜日・日曜日(2025年3月29日(土)~30日(日))
- 開催時間
- 9:00~16:00
- 開催場所
- 宇都宮市立城山西小学校
- 住所
- 〒321-0341
栃木県宇都宮市古賀志町583 - アクセス(車)
- ・東北自動車道「宇都宮IC」から約20分
・東北自動車道「鹿沼IC」から約30分
・北関東自動車道「宇都宮上三川IC」から約55分 - アクセス(公共交通機関)
- ・JR宇都宮駅から関東バス「鹿沼営業所」行きで約35分、「森林公園」下車、徒歩約60分
- 駐車場(台数)
- 臨時駐車場あり
- 駐車場(有料/無料)
- 無料
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- 関連資料
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。