宇都宮最大級の藤棚「上籠谷のフジ」取材記。GWのお出かけにも!
春、桜の季節が過ぎ、新緑が美しい季節となりました。
栃木県の藤の名所といえばあしかがフラワーパークが有名ですが、実は宇都宮にも人気のスポットが。
今回は、3種の藤が美しい「上籠谷(かみこもりや)のフジ」について取材してきました!
ゴールデンウィークのお出かけにもおすすめです。
INDEX

上籠谷のフジとは
上籠谷のフジは、宇都宮市の天然記念物!
上籠谷町の菊地さんのお宅のお庭にあり、花の咲く時季に一般の方に無料で公開されています。
樹齢はなんと、約130年!
上籠谷のフジは3種類!
紫色の大藤は、12m四方の藤棚にびっしりお花を付けていて特に見応えがあります。
大藤の他にもピンクや白色の藤があり、個人宅で育てられているとは思えないほどの広さがあります。
写真を撮るときの私のおすすめは、3種類の藤をまとめて1枚の写真に収めること!
紫色、ピンク、白とグラデーションを楽しむことができます。
シーズン中は多くの観光客の方で賑わっていますが、藤棚の下にはベンチやイスが設置されているので、ゆっくり座りながら花を鑑賞できるのも嬉しいですね。
今は主に奥さまの智恵子さんが藤のお手入れをしているということで、お話をお伺いしてきました!
菊地さんにインタビュー!
- 小林
- そうですよね..!この藤は主にどなたがお手入れをされているのですか?
- 智恵子さん
- 私です。「守る会」の方々にお手伝いをしてもらいながらお手入れをしています。
- 小林
- そうですか!地域の方々と共に、菊地さん自らもお手入れをされているのですね。
菊地さんのご年齢をお聞きしても良いですか?
- 智恵子さん
- 78歳になります。最近は体力的に厳しくなってきました。
剪定が特に大変ですが、なんとかやっています。
- 小林
- この大きな藤を管理するのは大変ですよね。
体力的に厳しくなってきたとのことですが、公開を続けられているのは、どのようなお気持ちからですか?
- 智恵子さん
- 見にきてくれた方が喜んでいるところを見ると、がんばろうと思います。
- 小林
- 素晴らしいです。
この藤はいつから一般の方に公開されているのですか?
- 智恵子さん
- 1993年に宇都宮市の天然記念物になってからです。
その当時は市長さんや知事さんも呼んで、皆んなでお花見をしたこともありました。
- 小林
- そうですか、この藤は菊地さんご家族や多くの方に愛されているのですね。
今年もきっと美しい花を咲かせてくれること、私も楽しみにしています!
今年の見頃はいつ頃になりそうですか?
- 智恵子さん
- いつも4月中旬頃から咲き出して、4月下旬には見頃になりそうです。
例年5月のゴールデンウィークまで楽しめますが、ここ数年は見頃の時期が早くなってます。
- 小林
- ありがとうございます。
今年も上籠谷のフジの開花をを楽しみにしている方にお伝えしたいことはありますか?
- 智恵子さん
- 藤棚の下にはベンチとテーブルをおきます。
皆さんに好きに見てもらって、のんびり楽しんでもらえたら嬉しいです。
今回は、管理をされている菊地智恵子さんに直接お話を伺いました。その歴史や藤に対する思いなど、素敵なお話に胸がジーンとしました。そしてその一方でお手入れの大変さなど、上籠谷のフジを今後も今のように楽しむための支援の大切さを感じました。
上籠谷のフジは無料で楽しむことができますが、入り口には募金箱が設置されています。
募金して頂いたお金は藤の維持管理に使っているそうです。ぜひご協力ください。
上籠谷のフジへの行き方
上籠谷のフジへは国道123号を茂木方面に進み、栃木県農業大学校を過ぎてすぐを右折。1kmほどで上籠谷町の集落に着きます。
道中にはいくつか看板が設置されているので、その看板を目印に進むとわかりやすいです。
駐車場情報
近くに大きな駐車場あり。
20台ほど停められそうです。

最後に
今回は、ゴールデンウィークのお出かけにもおすすめな「上籠谷のフジ」を特集しました。
上籠谷のフジの種類は3種類、角度によってはグラデーションのようになり色々な表情を楽しむことができます。
甘く豊かな香りに、気持ちも華やかになるはず。
藤の花言葉は「優しさ」「歓迎」「忠実」。
菊地さんや地域の方々の愛情に触れ、今年も美しい花を咲かせてくれることでしょう!
ライター紹介
- 小林愛也佳
- 生まれも育ちも宇都宮!
地元宇都宮のコミュニティFMでパーソナリティとして日々、宇都宮の魅力を発信しています。
趣味はお花鑑賞、ハイキング、温泉巡りです。
季節のおすすめスポットをご紹介していきます!
私もお花が好きで、上籠谷のフジは家族と何度も来ています。
美しさと豊かな香りは癒されますね。
とても立派な藤ですが、昔からこの場所にあったのですか?
私が嫁に来てまもなく、ここに移植をしてからですね。
なぜ、この場所に藤を移植しようと思ったのですか?
おかあさんの名前が藤というので、縁があったのかもしれないですね。
でもここまで育てるのは大変だったのではないですか?